船内生活で特に注意すること ?船旅で一番恐ろしいものは「火災」です。ドライヤーなど火災の原因となるものの取扱いは、十分注意し、必ず安全を確認しましょう。 ?船内(特に階段や甲板)は、水や油などで滑りやすいので、歩行には十分注意してください。(特別な場合を除き走らない。) ?船内の扉は、非常に重く出来ています。誤って指などを挟まないよう、開閉には十分注意してください。 ?船に積んでいる「水」は飲み水とともに、船のバランスを保つ役割も果たしています。団員一人ひとりが常に節水を心掛けましょう。 ?ふざけて手すりから身を乗り出したり、危険な行動をとらないでください。 ?海ヘゴミなどを投げ込まないでください。 ?その他、乗組員の人達の注意を必ず守りましょう。 船内での非常時の非難について 「ふじ丸」は航海に十分な安全性を考えて造られた客船ですが、万が一の事故に備え、説明をよく聞き、非難の経路を十分に理解しておいてください。 また、救命胴衣は各部屋に一人一個備えてあります。着用方法も掲示してあるので、乗船後速やかに確認してください。 なお、事故が起きた場合の非難手順は次のとおりです。 ?緊急避難の合図(サイレンや汽笛)があったら、まず各自の部屋へ戻り、救命胴衣を着用する。(着用の前には、十分に厚着をすること。) ?各部屋に掲示してある案内図にしたがい、甲板に集合する。(避難経路はあらかじめ「避難訓練」のときに確認しておく。) ?人員の確認が終ったら、各自決められた救命艇に乗り込む。(各艇には、それぞれ艇長が決められているので、その指示にしたがうこと。) *万が一事故が起きた場合でも、避難訓練と同様に落ち着いて乗組員の指示にしたがうこと。(絶対に自分勝手な行動はしない。)
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